【futakoloco特別入場割引券付き】静嘉堂文庫美術館『岩﨑家のお雛さまと御所人形』

~桐村喜世美氏所蔵品受贈記念~ 岩﨑家のお雛さまと御所人形
Commemorating the Donation by Kiyomi Kirimura ; Hina Dolls and Gosho Dolls of Iwasaki Family

先日、「花さんぽ」で紅梅と水仙をご紹介しましたが、岡本の国分寺崖線の丘上に建つ静嘉堂文庫美術館で、ステキなお雛様の展示が始まっています。今回、私のオススメの一番は、八千草薫さんの「音声ガイド」。こちら、有料になってしまうのですが、ぜひ、聴いてほしいです。

八千草薫さんは静嘉堂文庫美術館のご近所に住まわれています。谷口監督がご存命のころは、私もよくお二人で犬の散歩をしている姿をお見かけしました。ただの近所のものですが、「おはようございます」と声をかけると、優しい声で当たり前に「おはようございます」と返してくださいました。

今回のお雛さまの展示を、八千草さんの音声ガイドを聴きながら観ていったとき、私は、なんだか、映画を観ているような気持ちになりました。美術館の音声ガイドは好きでよく聴きますが、こんな風に思ったことはなく、貴重な体験でした。

 会期中には呈茶や、講演会といった、イベントもあります。
饒舌館長のトークも面白いですが、学芸員さんの解説を聴きながら観ていける「列品解説」も、オススメ。
 
 今回の展示は、なんだか、ひとつひとつのお人形にこめられた想いが感じられて、ひとつひとつのお人形に「おかえりなさい」と声をかけたくなりました。
「おかえりなさい、お雛さま」

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会期:2019年1月29日(火)~3月24日(日)
休館日:月曜日(2月11日は開館)、2月12日(火)
開館時間:午前10時~午後4時30分(入館は午後4時まで)
入館料:一般1,000円、大高生700円、中学生以下無料
※団体割引は20名以上
※リピーター割引:会期中に本展示の入館券をご提示いただけますと、2回目以降は200円引きとなります。
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会期中のイベント

◆雛の季節―呈茶〈表千家 渡辺社中〉
先着150名
▶2月10日(日) 11:00~15:00 地階講堂にて
窓から梅園をご覧いただきつつ、お抹茶と和菓子をお楽しみ下さい。
呈茶券(700円)は、当日受付にて販売。

◆講演会
地階講堂にて、各回定員120名。当日入館者聴講無料

▶3月3日(日)   「近代美術工芸としての雛飾り」
林 直輝(はやし なおてる)氏 (日本人形文化研究所所長・日本人形玩具学会理事)
 13:30~15:00頃 ※開館時より整理券配布

▶3月17日(日)  
河野元昭館長のおしゃべりトーク「饒舌館長“光琳と抱一の春”口演す」 
 13:30~15:00頃 ※開館時より整理券配布

◆静嘉堂“春”のコンサート 自由席先着100名
▶3月23日(土)  14:00~15:00頃  
東京藝術大学大学院在学中『Quintetto REGALO』による“木管五重奏”で楽しいひとときを!
※無料・予約不要。地階講堂にて開始1時間前より整理券配布(1名様につき1枚)。整理券の番号順にお入り頂きます。

◆列品解説
展示内容・作品について担当学芸員が解説します。(展示室にて)
▶2月14日(木)・3月14日(木):午後2時~
▶2月9日(土)・3月9日(土):午前11時~

ステキなおひなさまがたくさん。

静嘉堂文庫美術館

http://www.seikado.or.jp/

名称
静嘉堂文庫美術館
所在地
東京都世田谷区 岡本2丁目23番1号

この記事を書いた人

ゆか

サラリーマン時代に東急ハンズ玉川店、玉川高島屋を担当し、ここいら辺が気に入って移住。岡本の坂下に住み、母となり産んだ子どもたちはもうオトナ。2005年から鎌田で「子どものアトリエ」を始め、2016年に大蔵5丁目「ゆいまあると3つの磁石」という場を開設、「子どものアトリエ」「映画とキャラメル」など、よくわからないことを展開。2021年、岡本から玉川4丁目の空き家(通称たまよん)に1年間入居。2023年、「ゆいまあると3つの磁石」近くに建った家に転居、「あめます舎」と名付けて家開きしている。NPO法人せたがや水辺デザインネットワーク所属。