皆さまこんにちは!二子玉川公園ビジターセンターです。
皆さんは公園内にある『ナチュモコガーデン』を知っていますか?
公園西側の多摩堤通りトンネル上にある花壇のことで、二子玉川公園サポーター・みどりグループが管理しています。
みどりグループはその名の通り、公園のみどり(植物)を育てるボランティアです。現在、計26名の方が活動しています。年齢や経歴、興味関心はさまざまですが、皆さんに共通することは「みどりや自然が大好き!」、「自分の暮らす地域や公園のために何かしたい!」という熱い想いであり、とても活発に活動されています。
最初にお話した『ナチュモコガーデン』・・・ちょっと聞きなれない名前かもしれません。それもそのはず、実際にある言葉ではなく、花壇設計に関わった公園サポーターが【ナチュラル(自然風)】・【モダン(現代的)】・【コージー(居心地の良い)】の単語の一部をとって名付けたものだからです。「自然風だけど現代的、そして居心地の良い花壇にしたい」という意味があり、「花に囲まれながらゆっくり過ごしてほしい!」という想いが込められています。
この『ナチュモコガーデン』では年2回、初夏と秋に花を植え替えています。今回は『ナチュモコガーデン』での秋の植え替えの様子をご紹介します。
準備は9月頃から始まります。まずは、花の抜き取り作業です。それまで咲いていた花は夏の花なので、気温が下がってくると弱っていき、冬を越すことができません。そこで、全部の花を抜いてしまわなければなりません。
みどりグループの活動では、管理で出るゴミの量をなるべく減らし、少しでも資源となるように活かしています。綺麗に咲いている花はビジターセンターに飾ったりしますが、それ以外の茎や葉の部分は、堆肥の材料としています。抜いたお花とは別に、みどりグループでは園内の落ち葉でも堆肥づくりを行っています。
次の作業は、この落ち葉堆肥を花壇に混ぜ込む作業です。花を抜き取った花壇は、土の量が減っていたり、栄養が少なくなったりしていて、新しい花苗を植えるのにはあまり良い状態ではありません。そこで、落ち葉堆肥を土に混ぜ込んで、植え替えに適したふかふかの土にします。これで、植え替え準備は完了です。
花苗の植え付けは10月29日(土)に行いました。暖かい秋晴れのとても良いお天気でした。植えた花は計9種類。ストック、キンギョソウ、ビオラ、シロタエギク、シルバーレース、カレンジュラ、ノースポール、ネメシア、ハボタンどれも冬の寒さに強い種類です。
毎年の作業なので、サポーターの皆さんは花の植え替えの大ベテランです。全員で花の色や高さをみながらレイアウトをして、花を植え付けて、水やりをするのですが、皆さんテキパキと作業をされていて、気が付くとあっという間に終わってしまいました。
公園サポーターのお子さんも花の植え付けや水やりを頑張ってくれました。おかげで、花がしばらくなかった寂しい『ナチュモコガーデン』が冬を感じさせる綺麗な花壇になりました。常連の利用者さんも新しい花が植えられたことに気が付いて、とても喜んでくれました。
是非、植え替えの終わった『ナチュモコガーデン』に遊びに来てくださいね!!
みどりグループは毎週水曜日と土曜日の午前中に活動をしています。活動にご興味がありましたら、ビジターセンターまでお気軽にお問い合わせください。
【お問い合わせ】 二子玉川公園ビジターセンター 03-3700-2735
- 名称
- 世田谷区立二子玉川公園
- 所在地
- 東京都世田谷区玉川1-16-1