【BREW通信】#9「TAMAGAWA BREW vol.6」開催レポート〜

2025年も開催が決定!

こんにちは!TAMAGAWA BREW事務局です。

2025年も10月11日(土)12日(日)、いつもの世田谷区立兵庫島公園でTAMAGAWA BREW Vol.7を開催することが決定しました!

昨年秋のTAMAGAWA BREW Vol.6のレポートが諸事情により大変遅くなってしまったのですが(TB6開催概要はこちら)、当日の風景と運営の思いを改めてまとめましたので、ぜひご覧ください。そしてこの秋のVol.7にもご関心いただけると嬉しいです。

TAMAGAWA BREWは、二子玉川で暮らし働く個人の有志グループが事務局となって企画運営しているイベントです。兵庫島公園に縁のある個人やグループ、ユニークなお店が参加し、各々が得意なことやアイデア (=「たくらみ」)を持ち寄って、心地よくて楽しい発見や交流の場をつくってみる「試み」の集合体。

BREWという言葉には、醸造する、お茶を淹れる、そして”たくらむ”という意味があります。多摩川の水辺ならではの楽しい仕掛けを織り込んで、新しい景色をつくってみようよ!そんな心意気を持ち、基本的にスポンサー支援などはなく、こぢんまりとした規模感で手づくりしてきています。

水辺の原っぱはとっても素敵な場所だけど、電気や水道はなく、天気の影響が避けられないタフな会場です。しかも2024年の秋は、堤防工事がまだ続いていました。それでも、多摩川のほとりのあの場所で各々らしさを表現し、そして訪れる方々とその風景を分かち合いたい!と、集まってくれたのは、フード・ドリンクで9コンテンツ、ワークショップ・アクティビティが12コンテンツ。そして音楽系では、今回初めてステージをしつらえて、8組のアコースティックアーティストがライブ演奏してくれました。

TB6当日の風景: フォトギャラリー

ほんの一部ですが、当日の風景をご覧ください!

TBvol.6に音楽ステージができました! 水辺に素敵な音楽の風景をつくってくださってありがとうございました!ガーランドは、町田市の鶴間公園からお借りくださったもの。このストーリーがまたとても素敵なのでした。
 【参加アーティスト】るーずぱんてぃ・安部家・Sen・UPPON(うっぽん)・Waialua Kachiken Boys・Nuvires-La(ヌビレスラ)・Sabasand(サバサンド)・Zé HiDeo(高橋秀雄)
(左)指太郎さんは2回目の参加。指笛は災害時のホイッスルにもなるんです!(右)初参加ヴォイス体操。兵庫島の環境を活かした体験プログラム。
(左)アフリカンダンスとジャンベのライブは、今年も躍動!(右)おなじみ「石花会」ロックバランシング。立てられたときの感動をぜひ体験してほしい!
BREWの超大人気プログラム「段ボールカヌーとパックラフト体験」by二子玉川カヌー部。堤防工事で野川のコンディションが毎年変わる中、工夫して安全に継続開催してくれています。忘れられない思い出になりますね!
(左)マスキングテープアーティストのTohruさん。楽しく作品をつくって、新二子橋の橋脚の落書き防止に役立てる活動を実践されています。(右)いつも大人気「365日野草生活」さんと仲間たち。多摩川の葛の蔓からなんと!こんな繊維を紡げるなんてびっくり!
(左)薪割りもぜひ体験してみてください!いざというとき役に立ちます。(右)初参加のポリネーターズさんは循環型ライフスタイルの提案。アップサイクルのカーゴバイクにみなさん興味津々。
スラックライン&モルック体験by hug-luma:水辺のはらっぱになんと似合うこと!子どもたちは上達が早いですね!
(左)旅するマルシェさん初参加。いつもBREWに遊びにきてくれていた方々がこんどは出店側になるという嬉しい現象。(右)SELF CARE TEA by So-planning 心にもからだにもとっても優しいハーブティ。
2024年秋のアクセス状況の記録。堤防工事の安全柵に誘導ポスターを貼らせてもらえたのは、京浜河川事務所田園調布出張所のご理解とご協力によるものです。河川敷の利活用に取り組むまちづくり法人(一社)二子玉川エリアマネジメンツさんが共催者となり行政との調整やつなぎ役を担ってくれることで、実現できました。

灯りの風景1「ミズベヤグラ」

TAMAGAWA BREWでは灯りの風景づくりが特徴のひとつです。2023年のvol.5のときに制作したミズベヤグラが今回も登場。写真を撮るひとたちが絶えません。欠かせない定番アイテムになっていきそう。かつては公園の入口あたりにあった桑の枝にライトをつけていたこともありました。

灯りの風景2「多摩川キャンドルナイト」

多摩川の河畔でキャンドルを灯すイベントを開催している「多摩川キャンドルナイト灯と人(ひとひと)」さんがBREWに合わせてキャンドルインスタレーションを展開してくれました。ひょうたん池に沿った園路の足元にも誘導の灯りが並びました。

灯りの風景3「プロジェクションマッピング」

普段はプロフェッショナルの照明デザイナーとして大きく華やかな作品を手掛ける方が、一個人として兵庫島公園に合わせた楽しい演出をデザインし、園路やひょうたん池の岩の上に投影を試みてくれました。

灯りの風景4「焚火」

焚火もTAMAGAWA BREWの象徴的な風景のひとつです。水辺の使い方の実験として防災啓発とセットで実施しています。

これまで、焚火のセッティングのしかたはいろいろと試行錯誤してきましたが、今回は周りに椅子を置いたりせずに、居合わせたみんなで地べたに座って焚火を囲むスタイルにチャレンジしました。静かに炎のゆらぎを見つめる人も、仲間と語らいながら焚火越しに音楽ライブを楽しむ人たちも。これまでで一番、「パブリック」な焚火になっていたように思います。

とっても「パブリック」な焚火の風景

裏方の風景1 : 16,535円のご寄付、ありがとうございました!

兵庫島公園に水道が再設置されないので、今回も手洗いタンクを用意しました。TAMAGAWA BREWの活動が、公園の水道整備につながったらいいな…(と何年も思っています)!ゴザの貸出しも、ふらっと立ちった方には好評で高稼働でした。

本部テントでは、イベント運営への寄付を呼びかけさせていただきました。今回お寄せいただいた寄付の総額は…16,535円でした。ありがとうございます!

TAMAGAWA BREWの事業規模は、実はだいたい35万円ぐらいです。今回は、うち約25万円を世田谷区の地域の絆補助事業でポスター印刷費や資材レンタル費を補助いただいて、残り10万円が参加費(今回に限り、堤防工事によるアクセスの悪さから通常の半額程度にしました)。参加費によってHPのサーバー代、ボランティアのお弁当代などを賄っています。もっと装備や広報などの増強を、という声も聞かれますが、規模感設定は悩ましいです。

裏方の風景2: 物品残置と広域避難場所での宿泊実験

2日目にも使う物品類をその場に残置できるととても楽なので、管理者である世田谷区と国土交通省京浜河川事務所田園調布出張所に相談。条件等ありながら置かせてもらえることになりました。併せて、広域避難場所となっている兵庫島公園で実際に宿泊する実験を行い主催者と出店者の有志が参加しました。就寝までの短い時間、大きなテントに集まって話をしたり、翌朝も持ち寄った非常食を分け合ったりしました。課題などは世田谷区に報告しました。

TB7: 堤防整備が終わった秋の水辺でお会いしましょう!

TAMAGAWA BREWは、水辺という公共空間にひとりひとりが関われることを模索する取り組みだと考えています。やってみたいことをやってみる、つまり、自分の中にある創造性のタネを芽吹かせることは、とても楽しいことであり、また他者への気づかいや互助の大切さに気づくということでもあるなあと、回を重ねていく中でTAMAGAWA BREWという場の持つ意味をかみしめています。

ただそんな思いも、訪れる方々に伝えきれていないのも現実。商業的な賑わいが求められてしまうのも現実。

もしこんなTAMAGAWA BREWという、イベントというか活動というか、そんな場づくりに関心を寄せてくださいましたら、ぜひお気軽にご連絡ください。いろいろご一緒しましょう。自分もなにかやってみようかな、という思いがあれば、一緒にかたちにしてみませんか。今秋、堤防が完成した水辺で開催するTAMAGAWA BREW vol.7。ぜひご参加ください!

DAY-1 スタート前にはいつもオールスタッフミーティングを。こんなに多くのみなさんと一緒につくることができました。ありがとうございます!

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名称
世田谷区立兵庫島公園
所在地
世田谷区玉川3丁目2−1

この記事を書いた人

TAMAGAWA BREW 実行委員会

『TAMAGAWA BREW』は、みんなで多摩川の水辺を楽しむ試みです。 地元で働き暮らす様々なメンバーが参画し、イベント開催や情報発信を行っています。あなたも、二子玉川の水辺に豊かな風景を育みませんか?「さあ、たまがわをたくらもう!」