4/2-4二子玉川ライズ 10周年記念イベント 限定クラフトビール2種など、売上げから地域活動へ寄付も

 2011年3月19日に開業した二子玉川ライズ。10周年アニバーサリーイヤーの今年、「もっともっとより、ずっとずっと。FUTAKO LOVERS」を掲げ、年間を通じてさまざまなイベント・活動を行います。

 4月2日(金)から4日(日)、開業10周年アニバーサリーイヤーのキックオフイベントとして「ふたことずっと ストリート」と「me x rise 2021 ~人と人がツナガル~」を開催。いずれも「サステナブル」をテーマにしたイベントで、10周年を節目に未来について考えるきっかけを創出するそうです。

 二子玉川ライズの「サステナブルへの取り組み」として、徳島県上勝町のクラフトビール醸造所「RISE & WIN Brewing Co.」と地域連携で製造した二子玉川ライズ S.C.オリジナルクラフトビールおよび同キックオフイベントの売り上げ3%を、一般社団法人二子玉川エリアマネジメンツの多摩川河川敷における活動「かわのまちアクション」に寄付します。

■詳細はこちら:二子玉川ライズ公式サイト特設サイト

2種のオリジナルクラフトビール

 オリジナルクラフトビールの製造は昨年に続き2回目(昨年の記事はこちら:3/20-22二子玉川ライズ S.C.開業9周年記念イベント 地域連携でクラフトビール、売上げから地域活動への寄付も)。

 今年は二子玉川ライズ内の菜園で収穫したローズマリーを使用した香り豊かなビール「rise Rosemary NEIPA」と、二子玉川ライズに植樹されている桜の木の剪定で出たウッドチップを用いて香り付けした高級感のある熟成ビール「Barrel Aged Grand Cru with rise’s Wood chips」の2種類。「ここでしか味わえないオリジナルの商品を楽しめる」と、同企画担当の二子玉川ライズマネジメントオフィスの井上まゆさん。

 イベントの企画には地元・世田谷区にある産業能率大学高原ゼミの学生約45人が参画。昨年春から約1年、オンラインを活用したミーティングを重ね、実現します。

 昨年も大好評だったオリジナルクラフトビールは、今年も「ゼロ・ウェイスト」を宣言した徳島県上勝町にある醸造所「RISE & WIN Brewing Co.」とのコラボレーション。製造総量は約3,000リットル。3月中旬から二子玉川ライズの店舗数店で販売した分はすでに売り切れたそう。

 なかでも、アルコール度数約10パーセントで、樽に入れ替え熟成させるウイスキーのようなこくのある「Barrel Aged Grand Cru with rise’s Wood chips」は、750ml入りの瓶ビールで価格は3,500円。決して安くはない価格で、「販売前は果たしてどのくらい売れるのかという心配をしましたが、おかげさまで大好評となり、ショッピングセンターでの取り扱い店舗では販売数日で売り切れてしまいました」と井上さん。

 2日からのイベント(中央広場)では、生ビールを限定価格(rise Rosemary NEIPA=600円・300ml、Barrel Aged Grand Cru with rise’s Wood chips=400円・100ml)で販売します。同所ではほかに、産業能率大学高原ゼミの学生が考案した「ビアカクテル」(600円・300ml)も提供。徳島県産の果物「ゆこう」を使ったシロップと、10回目の誕生日をイメージして選んだといういちご味の2種を用意しているそうです。

二子玉川ライズの「サステナブルへの取り組み」と「かわのまちアクション」

二子玉川エリアマネジメンツ かわのまちアクション・マルタウグイ産卵環境づくりの様子(3月14日)

 2回目となる「サスティナブルの取り組み」、寄付先は昨年同様に「かわのまちアクション」です。

 かわのまちアクションは、二子玉川の水辺環境の保全と水辺での楽しく安全な利用を目指し、2016年3月から定期的に続けられています。NPO法人せたがや水辺デザインネットワークなど、地域内外の水辺環境の専門家や行政と連携し、地域の子どもたちが水辺の観察授業等で使う場所の清掃・整備のほか、国道246号高架(新二子橋)の落書き消しなどを住民や企業、行政・教育機関・団体の有志と共に行い、その調査結果についても広く地域へ公表しています。このような多摩川の環境整備活動へ助成を行うことで、地域への還元を図る仕組みです。

もっともっとより、ずっとずっと。FUTAKO LOVERS

 井上さんは、「昨年は非常事態宣言などによる臨時休館などもありましたが、今回は二子玉川ライズも10年という節目であり、より一層、まちや人々の生活に密着していく、という思いと、継続的に二子玉川周辺の自然環境を守っている方々へ継続的に支援をする、という姿勢を示したいと思っています。アニバーサリーのテーマである【もっともっとより、ずっとずっと。】に掲げているメッセージの通り、新しいことだけでなく、変わらない大切な部分への支援を目指していきたいです」と企画の思いを明かしてくれました。

同企画担当の二子玉川ライズマネジメントオフィス、井上まゆさん(中央)

■イベント1:ふたことずっとストリート
二子玉川ライズ開業から10年の歩みをパネルや動画で振り返る10年の歩み展や、サステナブルをテーマとしてクリエイターとのネットワークからさまざまなビジネスを展開するスークカンパニー監修の「エシカルマルシェ」、二子玉川ライズ・ショッピングセンターや二子玉川ライズ・ドッグウッドプラザの店舗によるサステナブルな取り組みを紹介する「サステナブルを学ぼう!」を展開します。

 時 間:
  4/2(金) 12:00〜17:00 4/3(土)・4(日) 11:00〜17:00
  (10年の歩み展 10:00〜18:00)
 会 場:
  ガレリア、ハナミズキ広場

■イベント2:me x rise 2021 ~人と人がツナガル~
地元世田谷区の産業能率大学の学生企画による「ツナガル」をテーマにしたイベントを開催。「ごみをどう処理するかではなく、ごみ自体を出さない社会を目指すこと」を目標にごみの45分別を実施する徳島県上勝町の取り組みをはじめ、サステナブルな未来を考えるきっかけとなるメッセージを発信します。

 時 間
  4/2(金) 12:00〜17:00 4/3(土) ・4(日) 11:00〜17:00
 会 場
  iTSCOM STUDIO & HALL 二子玉川ライズ、中央広場

名称
二子玉川ライズ
所在地
世田谷区玉川1-14-1

この記事を書いた人

こばなお

futakoloco 編集長。玉川町会100年懇話会事務局スタッフ。主に公民連携分野のフリーランス・ライター/エディター。二子玉川在住20年。出版社勤務を経てまちづくり法人で情報・広報戦略と水辺などの公共空間における官民共創事業に従事。多摩川流域生まれ&育ち。

暮らしを起点に「ほんとうに創造的な社会とは」を考えるラボラトリー「チームうなラボ」のフェロー。自分たちのまちづくり活動の経験や学びを言語化し、ときにはゲストとの議論と振り返りをまじえて発信・活動しています。

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