花さんぽ#94 岡本わきみず緑地でカノコユリ

毎日暑い日が続きますね。お久しぶりの「花さんぽ」なんと、3月ぶり。すみません・・・そういえば、今回ご紹介する「岡本わきみず緑地」が3月に完成したことを書こうかな~と思っていて、夏になってしまったのでした・・・。

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ここは、国分寺崖線でいちばん「わきみず」が湧いているところだそう。個人邸だったところで、住まわれていた方は、貴重な草花を集めていて、よくご近所さんをお招きしてお庭を案内してくださっていたとか。世田谷区が買い取って公園にしてくれたのですが、貴重種を守るため、通常は入れません。でも公園を造成する際に道路際にデッキを作り、中を見下ろすことができます。

左上が設置されたデッキ。たっぷりしたわきみずを見下ろせます。

斜面に点々と見えるのが、どうも「キツネノカミソリ」という花らしい。

キツネノカミソリ、だと思う。ヒガンバナの一種らしくお盆ごろに咲くそうです。葉っぱがカミソリのようらしいのですが、葉っぱは枯れて、花だけが咲くそうです。

私が所属するNPOで、ここの整備をさせてもらっているのですが、今日の発見は「カノコユリ」

カノコユリ(鹿ノ子百合)花に紅色の鹿ノ子絞りみたいな模様がはいることが名前の由来だそう

私はお花が好きなのだけど、あまりお花の名前を知らなくて、聞いてもすぐに忘れてしまいます。今日、わきみず緑地に行ったら、背の高い(150センチくらい)の大きな百合が傾いていて、「オニユリみたいだな」と思って調べてみたら、カノコユリだとわかりました。

かなり背が高かったです。よく見えるように支柱を立ててきました

なんと、現在は自生地の減少が著しく、環境省のレッドリストに登録された絶滅危惧種だそう・・・・。

ひとつの球根から10個~20個のたくさんの花を咲かせるらしい

見られてよかったなあ。

とてもかわいい花だけど、名前がわかりませんでした。チョウチョがたくさん飛んでいました。
これは「シモツケ」という花かなあ?違っていたらごめんなさい。涼し気でかわいい花でした。

新型コロナウィルスの感染拡大が収まらず、なかなか自然観察会などを開催できないのですが、デッキから中のお花がよく見えますので、涼しい時間にぜひ、眺めてみてください~。

名称
岡本わきみず緑地
所在地
東京都世田谷区岡本2-35-16

この記事を書いた人

ゆか

サラリーマン時代に東急ハンズ玉川店、玉川高島屋を担当し、ここいら辺が気に入って移住。岡本の坂下に住み、母となり産んだ子どもたちはもうオトナ。2005年から鎌田で「子どものアトリエ」を始め、2016年に大蔵5丁目「ゆいまあると3つの磁石」という場を開設、「子どものアトリエ」「映画とキャラメル」など、よくわからないことを展開。2021年、岡本から玉川4丁目の空き家(通称たまよん)に1年間入居。2023年、「ゆいまあると3つの磁石」近くに建った家に転居、「あめます舎」と名付けて家開きしている。NPO法人せたがや水辺デザインネットワーク所属。