大変ご無沙汰しております。
今日までの期間、私自身が新しく兼業を始めたり、新型コロナウィルスが流行したりと、何やかやと忙しくしておりました。筆不精をご容赦いただければ幸いです。
さて、先日、松陰神社前駅近くにある「100人の本屋さん」にて、映画『下北沢で生きる SHIMOKITA 2003 to 2017』改訂版の上映会があり、参加してきました。
ちなみに、私は、この「100人の本屋さん」の棚主のうちの1人でして、棚主番号88番として書店『戦わずして勝つ』をやっております。本屋としてのテーマは、法律、東洋思想、進化人類学、幸福学などです。ご愛顧のほどをよろしくお願い申し上げます。m(_ _)m
映画の内容ですが、芸術や文化にあふれる下北沢が、鉄道の地下敷設化と合わせて、だいぶ昔から大きい道路の建設が計画されており、その計画と下北沢利用者との闘いの歴史をドキュメンタリーとして描いたものでした。
住民に限らず、シモキタの文化を担う人達が、「SHIMOKITA VOICE」という音楽等のイベントを通じて、抗議を続けたわけです。再開発に対する行政訴訟も起こされて、この裁判自体は、和解して終結したそうです。
その裁判の代理人をやっていたのが、下北沢に事務所を構える、石本伸晃弁護士でした。私は、後日、この石本弁護士の書いた「政策秘書という仕事:永田町の舞台裏を覗いてみれば」(2004年、平凡社)を読んでみましたので、その感想などは、ボネクタのブログ(弁護士兼務政策担当秘書日記8)の方に書いておきます。
上映会には、ダイアログのゲストとして、保坂展人・世田谷区長がいらっしゃいました。区長がこういうイベントに来ること自体がビックリだったのですが、保坂区長と直接話すことができて、嬉しかったです。
というのも、最近は分かりませんが、大学の法学部で勉強する憲法学の教材とされる判例百選というものがあるのですが、保坂区長は、麹町中学校事件の当事者であるからです。
また、世田谷区vs.川崎市 領土対抗・綱引き大会の話もしてみました
その他、「SHIMOKITA VOICE」の主催者であり、映画の音楽担当である六弦詩人義家さんには、バリアフリーの観点は大丈夫なのか?と質問させていただきました。設備には限界があるので、皆で協力して、バリアを乗り越えていきたいという趣旨のご発言を聞き、私としては安心いたしました。
同じく世田谷区内にある下北沢の再開発反対運動を見て、二子玉川などの街づくり一般にも共通するところがあるのだろうなと感じました。住民をはじめ、関係する人達が、自分の主張をぶつけるということ。他人事ではなく、自分事というのが、街づくりのキーワードとなるのでしょう。
- 名称
- 100人の本屋さん
- 所在地
- 東京都世田谷区若林4丁目25−14 コーナー松陰ビル 2F