【投票で決定!】野川に架かる橋の名前は「華火橋」に

総投票数636票の中から「地域に親しまれる」名前が選出

世田谷区は5月21日、多摩川河川敷の野川に架かる橋の名称を「華火橋(はなびばし)」に決定したと発表しました。

新しく命名された「華火橋」(画像提供:世田谷区)

この橋は、地域の人々に親しまれる名前をつけようと、区が名称案の募集と投票を行ってきたものです。名称案の募集は3月23日まで実施され、37件の応募がありました。応募案の中から、区の関係部署が地名や歴史、風景との関連性、親しみやすさ、呼びやすさなどを基準に5案を選定しました。

参照記事: 【3月23日(日)締切】世田谷区が野川に架かる橋の名前を募集 5月に投票で決定

その後、4月29日(火・祝)に開催された「花みず木フェスティバル」当日、橋の現地において通行者による投票が行われました。投票総数は636票で、「華火橋」が最多となる192票を集めました。

投票の様子(画像提供:世田谷区)

「華火橋」の名前には、夏や秋に周辺で行われる花火大会や、四季折々の草花が彩る野川沿いの風景が重ねられており、「華やかさ」と「火」の響きが印象的な組み合わせとして、多くの支持を集めたのでしょうか。

投票結果

  • 華火橋(はなびばし):192票
  • にこにこ橋:164票
  • 二子緑地橋:143票
  • 二子玉川富士見橋:91票
  • 飛行場橋:46票

記憶を受け継ぐ「兵庫橋」

また、華火橋から約450メートル下流には、かつて区が管理していた「兵庫橋(旧兵庫橋)」が存在していましたが、多摩川堤防工事に伴い令和4年度に撤去された後、拡幅された橋が新設されました。新橋も旧兵庫橋と同様に二子玉川駅側から兵庫島公園へ行き来する役割を担っていることから、地域に長く親しまれてきた「兵庫橋」という名前を引き継ぐことが決まりました。

世田谷区では「今後も地域と連携しながら、橋への親しみや活用が広がるよう取り組んでいきたい」としています。

👉 詳細は世田谷区公式サイトでもご覧いただけます:
https://www.city.setagaya.lg.jp/02216/25387.html

名称
華火橋
所在地
玉川3-43

この記事を書いた人

こばなお

futakoloco 編集長&ファウンダー。二子玉川在住20年。主に公民連携分野のフリーランス・ライター/エディター。法律専門書出版社勤務と米国大学院留学(高齢化社会政策)を経て、2016年〜2022年、自らの暮らしの場である二子玉川のエリアマネジメント法人で情報・広報戦略と水辺などの公共空間における官民共創事業に従事。最近は生まれ育った西多摩の多摩川および秋川の水辺界隈でもじわりわくわく活動中。

暮らしを起点にした「本当にクリエイティブな社会」のタネを自らのアンテナで見つけ、リアルに伺った物語を記録し続けることがいま、とっても楽しいです!