地域メディア「Futakoloco」編集部は6月20日、玉川高島屋S.C.で開かれた「第6回たまがわBOOKフリマ」に初めて出店しました。
編集部として地域イベントへ出店するのも初めての試み。開設10周年を迎えるにあたり、「街の人や活動をつなぐ触媒を目指すなら、編集部自身も街へ出てみよう」という編集会議での話し合いから実現したチャレンジでした。
約150冊の本を持ち寄り、本を介してさまざまな交流が生まれた一日の様子を振り返ります。
「街へ出よう」から始まった10周年アクション
出店先として選んだのが、これまでもFutakolocoで取材を続けてきた玉川高島屋S.C.のたまがわBOOKフリマです。編集部にはBOOKフリマや読書会を取材してきた記者がおり、子ども記者・せいしろうくんも過去に出店を経験するなど、以前から親しみのあるイベントでした。
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約150冊を持ち寄り、「小さな本屋さん」をオープン
「たまがわBOOKフリマ」は、人と人、人と本をつなげる本好きのためのイベントです。2日間で延べ100ブース以上の小さな本屋さんが並び、Futakoloco編集部は初日の20日(土曜日)に出店しました。

今回は編集部メンバー5人が出店。建築やアート、まちづくり、漫画、小説、実用書など、思い入れのある約150冊を持ち寄りました。
価格は基本100円。一部のアートブックや漫画全巻セットのみ個別価格を設定しました。
また、ゆか記者が持参した約40冊は「どうぞの本」として、「お気持ち」によるドネーション方式を採用。気になった本を自由に持ち帰っていただき、お気持ちをお寄せいただく形としました。

【Futakoloco出店記録】
・出品冊数 約150冊
・販売点数 約40点(「どうぞの本」を除く ※「どうぞの本」は約40冊中、半数ほどをお譲り)
・売上 8,900円
※出店料1,000円を差し引いた約8,000円は、Futakolocoの今後の活動費として活用させていただきます。
初出店でも安心して参加できる運営
初めての出店でしたが、とても参加しやすいイベントでした。
テーブルや椅子、テーブルクロス、本を並べるワイン箱、看板用ポールなど、基本的な備品は主催者側が用意。参加者は必要に応じて装飾品や椅子などを持ち込むだけで、それぞれの「本屋さん」をつくることができます。搬入時には駐車場も利用でき、スタッフの皆さんも丁寧にサポートしてくださいました。


ルールは細かすぎず、それでいて必要な配慮は行き届いており、個人や有志グループによる初参加でも安心して一日を過ごせるイベントだと感じました。
出店者同士の交流も、このイベントならでは
印象的だったのは、出店者同士の交流でした。
本好きが集まるイベントだけあって、出店者の皆さんも専門的な知識や豊かな読書経験を持つ方ばかり。Futakolocoにも興味を持って立ち寄ってくださる方が多く、名刺交換をする場面もありました。

会場を巡ることが楽しく、気が付けば3周も歩いてしまったほど。本を介して自然に交流が生まれる空気が、とても心地よく感じられました。
「毎回応募しているけれど、抽選になかなか当たらず、今回ようやく2回目です」という出店者の声もあり、リピーターが多い理由にも納得しました。
メンバーそれぞれの感想を紹介
イラストレーターのPONちゃんは、「好きな仲間とやると楽しい」が今回一番の実感だったと振り返ります。
一人ではなかなか挑戦できないフリーマーケットも、編集部のみんなと一緒だからこそ最後まで楽しめたとのこと。思い入れのある本が新しい持ち主へ渡っていくことや、閉店間際、「どうぞの本」を手渡した高校生の喜ぶ姿も印象に残ったそうです。
Futakolocoを紹介するPOPを制作してくれたPONちゃん。当日は値段表なども手書きでささっと仕上げるところは、さすがプロ。「次回、Futakolocoで街に出る時は、イベントに合わせたステンシル作品なども持って参加してみたい」と、新たなアイデアも生まれました。




ゆか記者は、前日に公開した長期連載『どうぞのお味噌汁』で、出店にあたり「『どうぞ』の気持ちが巡っていけばうれしい」とつづっていました。
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今回のBOOKフリマでは、どうぞの思いを込めた本たちを「連れ帰ってくれる人がいてありがたかった」と振り返る一方で、「『どうぞ』だけで本を受け取ってもらうことは、思っていた以上に難しかった」とも話します。無料だからといって気軽にもらえるとは限らず、本を所有することは、いつか手放すことまで含めて引き受けることだからかもしれません。


それでも、本が誰かの手から次の読み手へ渡り、新しい時間や出会いを生むことを願う気持ちは変わりません。小さな「どうぞ」が人と人をつなぐ営みであることを、編集部も改めて感じた一日でした。
「まずはやってみよう」のつづき
今回の初出店は、「本を販売するイベントへの参加」にとどまりませんでした。
本をきっかけに人と出会い、地域の活動を知り、新しいつながりが生まれる。主催者が目指す「人と人、人と本をつなぐ場」の意義を、出店者として実感できた一日でもありました。



今後は「お譲りしたい本」だけでなく、自主制作冊子やZINE、本をテーマにしたクラフト作品なども並べられたら、さらに地域での交流が広がるのではないかという構想も膨らみました。
これからも記事を書いて「街を記録する」ことに加え、街の中で人と人、人と活動をつなぐ「触媒」として、編集部だからこそできる挑戦を続けていきたいと思います。
最後に、お買い上げくださった皆さま、お手伝いと応援の差し入れをくださった皆々さまにお礼を申し上げます。

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- 名称
- 玉川高島屋S.C. 西館1Fアレーナホール
- 所在地
- 東京都世田谷区玉川3-17-1


