【二子玉川ドヌー部が行く!】#11 「サラリーマン転覆隊」本田亮さん講演会に行ってきた 編

ヨネちゃん部長とミヤシタ隊員

【ミズベリング大岡川コース(黄金町~みなとみらい赤レンガ倉庫)】
 日時:2018年1月27日(土)
 活動時間: 約6時間半(11:00-17:30 鍋小屋視察@赤レンガ倉庫含む)
 メンバー:ヨネちゃん部長、宮下さん、こばなお(3名)
 コース :乗艇なし、まち歩きのみ・二級水系大岡川(京急黄金町~みなとみらい赤レンガ倉庫 約2.5km)
 天候:晴れ
 気温:0℃くらい
 記録担当: こばなお

 毎日凍えるほど寒い今日この頃、部活動は陸に上がって座学にいそしむ…というわけじゃないですが、ヨネちゃん部長が幸運にも3人分を抽選で当てた「第16回トム・ソーヤスクール企画コンテスト表彰式」の講演会へ1月27日(土)、参加してきました。

今回の主目的・トムソーヤスクール企画コンテスト

 会場は横浜市中区新港(つまり横浜みなとみらい)にある公益財団法人安藤スポーツ・食文化振興財団「安藤百福発明記念館」(つまりCUPNOODLES MUSEUM)。全国の学校や団体から自然体験活動の企画案を公募し、ユニークで創造性に富んだ新しい企画を立案した50団体に10万円の実施支援金を授与し、中でも特に優れた活動を表彰するという「トム・ソーヤスクール企画コンテスト」。その2017年度授賞式の中で行われた、環境マンガ家でありカヌーイストである本田亮さんによる講演会「自然と取っ組み合いで遊ぼう!」に興味を惹かれてやってきました。

建物内からの眺め
会場内の様子

 本田亮さんと言えば、圧倒的に「サラリーマン転覆隊」隊長ですよね(当部比)。1986年に活動が始まった「日本の川とカヌーを愛するサラリーマン」の集まりで、アウトドア&キャンプの雑誌「BE-PAL」(小学館)で連載中のコラムでサラリーマン(主におじさま方)の心を熱くたぎらせているあれです。

 講演会参加者は、最近、秋田県の米代川で神出鬼没に愛くるしい姿を見せているらしいと話題のヨネちゃんことわがヨネエモン部長(アザラシのほうではありませんw)と、「ミズベリングのお方」と認識しているミヤシタ隊員と、当部記録担当・不肖こばなおの3人。であるならば、ただ現地みなとみらいへ直行するはずがない。かなりアウェーな雰囲気漂う京急線黄金町で待ち合わせし、大岡川沿いに水辺のまち調査を行いながら、みなとみらいまで歩きました。

ミズベリング大岡川コース(黄金町~みなとみらい赤レンガ倉庫)

 わが自然河川の多摩川とはそりゃもうまったく風情の異なる大岡川沿いをワーキャー大興奮。午前11時を過ぎても気温は氷点下、カモメたちも氷上でやや当惑しているかのよう。凍結はやっぱり、流れが少ない川だからこそなんでしょうか。いずれにしても、この水辺の街は、夜も一つのハイライトなのであろうということで、詳細は次回以降、ナイトクラビングレポートします!これは立派なTOKYO2020に向けた「ナイトタイムエコノミー」という経済活動なんですうう!

水面が凍結して当惑しつつ取り敢えず集合しているカモメさんたち
大岡川まち歩きフォト
大岡川まち歩きフォト2
大岡川まち歩きフォト3
「新コ」ってなんやねーんと石碑に盛り上がる3人

 で、本田さんの講演を聴いたヨネちゃん部長のコメントは以下の通り:

これまで本田さんを特段意識していた訳ではなかったが、ドヌー部との共通項が多数あり。しいて違うと言えば、今のところテーマソングないくらい。以下、タイトル含め本田さんの講演の私的なまとめです(私見意訳多数含)。

 ●命の保証はないが 感動の保証はある
 ●おっさんは、自然の力で甦る。川は「サラリーマン再生工場」
 ●無菌温室育ちの現代人、自然の素晴らしさを小さな頃から体験してほしい
 ●スポーツの分類に見る負けた時の感情
  自分対自分(悔しい)
  自分対人間(情けない)
  自分対自然(清々しい、悔しさなどを超越し自然には勝てないなと潔くなる)

 ●カヌーの旅の魅力→人が見ない裏側の景色、川沿いから見られる
 ●カヌーに乗れば川は、森の中にどこまでも続くhighway (事例:阿仁川)
 ●転覆隊の問題点→誰もエスキモーを知らない、出来ない、それでもいい
 ●カヌーのテクニックを研くより、心を研く
 ●沈した人、ハプニングがあった人が誉められる(笑)
 ●カヤックの底は補修跡だらけ
 ●安全に冒険するための三種の神器→ライジャケ、非常食、ヘルメット、あとは生きる気力
 ●why? 人生史上最強のビールを飲む為🍺
 ●たまのアウトドアだからこそ、贅沢の針を振り切る、本気で
 ●1度目の感動、2度目は越えられない
 ●メンバーで作詞作曲したテーマソングがある

こんなにたくさんおみやげもらった(アンケート回答と引き換え)

 こばなお隊員も部長と同じような点で感銘を受けましたが、一番の衝撃は「無駄にかっけーテーマソング!」。ええもう妬ましいぐらいです。そのほかには「河原料理」には本気を出す!というお話では、二子玉川にはすでに水辺ブランド「どうぞのごはん」あるしー、「たき火という宇宙」については、集まっている人々の中心であり自然を五感で感じること、それは闇の怖さを知るということでもあり、火の番はチームワークであるということで、これは二子玉川の水辺で実践&挑戦するべきアクションだと再認識しました。

 「活動ジャンルは全方向」
 「最悪な旅が最高の旅になる」
 「何度も笑う、何度も話す」
 「日本人はアウトドア不足、もっと外に飛び出そう!」

 などなどのお言葉にも大きくうなづく。ただ、
 
 

 「二度と同じことをしない」
 「初めてを積み重ねる」
 「ホームを持たない」

 という点については「ちがーう」と思いました。私の場合は主に多摩川で乗艇しているのですが、同じ場所であっても同じということは無いのです。むしろ、同じコースであるからこそ変化やバラエティに気づくだということを知りました。

 

「川は流れてかわのなのさ 立ち止まったら池になる」(『転覆隊のうた2016』より)

 そう、川が流れている限り。必ずしも全国を旅しなくても万物が日々変ることに感動できるのです。

 とりあえず、わが部の2018年の課題が(勝手に)明確になりました。我らがドヌー部にはドラマー(ヨネちゃん部長)、ベース(常エモン隊長)、作詞&ラップ(東の御大)、ボーカル(ゆうひ)…が揃ってるので、テーマソングを作ります。まだ誰にも合意は取っていませんが、やれるはず!いや、やりなさい!だから楽器担当、募集中。私?私は…た、タンバリンとか…出来上がったら、サラリーマン転覆隊の皆さんと音楽でコラボ!あ、カヌーでもぜひw

【二子玉川ドヌー部が行く!】#10 船上の初日の出2018と水神社で初詣

http://futakoloco.com/column/canoe/4474

名称
所在地

この記事を書いた人

二子玉川カヌー部

二子玉川を拠点に主に多摩川流域でカヌーを自主的に楽しむ会。自発的・自律的に水辺アクティビティーを楽しむ人は誰でも参加可能です。Facebookページで部活動の告知などを行っています。
https://www.facebook.com/groups/futako.canoue/