すごい雨が降り続いたと思ったら、カンカン照りの日があったり、最近のお天気はわかりませんね。4月に復活したお弁当のこととか、5月に作ったアースオーブンのこととか、いろいろお伝えしようと思っているうちに6月が終わってしまいそうになったので、この前の日曜日の「かわのまちアクション」の時ことを急いで先に書いてしまうことにしました。レシピは、水辺ごはん会で大人気だった「ローストビーフ」です♪
お天気いったいどうなってしまうのかしら~と思っていた6月16日。二子玉川かわのまちアクション2019夏【野川ベース整備&ごはん会】当日、朝起きてみたら、めちゃくちゃ晴れていて、なんだかそれだけでやる気がモリモリ。
「かわのまちアクション」の野川ベース整備は、4年前から、二子玉川エリアマネジメンツさんと私の所属するNPO法人せたがや水辺デザインネットワークで6月と11月に共催しています。
おかげさまで、私は開催当初から「水辺ごはん会」の担当をさせてもらっています。
はじまったころは、予算も全くなくて、野川護岸の整備を汗だくでやるみなさんに、それぞれ参加費(水辺ごはん代)を出していただいていました。今は、二子玉川エリアマネジメンツさんの奮闘で参加費無料で開催しています。
2015年4月に設立された二子玉川エリアマネジメンツさん(当時は任意団体、2019年1月より一般社団法人)が、「この街には川がある。水辺の楽しさをもっとみんなに知ってもらえるように、街のみんなでできることがないかな?」と、ずっとこの水辺で活動している私たちに声をかけてくれました。
そして、「かわのまちアクション」として、「マルタウグイの産卵環境づくり」を2016年3月に開催。その後、前回の「どうぞのごはん♯32 水辺のシーズンの到来~ダッチオーブンで鳥の丸焼き~」に少し書きましたが、多摩川本流での水辺ガサガサの開催が不安定になり、野川でのガサガサをメインにしたものの、川へのアクセスがたいへんで、、、という私たちの悩みを解決してくれたのが、秋と夏に開催される「野川ベースの整備」です。
この最初の6月の整備の時、草を抜き、スコップでさらい、そこに階段が現れたときはほんとうに感動しました。「階段、あったんだ!!!」
一度、階段が現れてからは、毎年の継続した整備で、シーズン到来とともに、すぐに水辺にアクセスできるようになりました。快適な木陰もできて、ここで遊ぶときには別段タープも必要ありません。
毎回、ゲストも登場するこの「かわのまちアクション」、今回は昨年から多摩川のゴミ拾い活動を行なっているグループDOGsさんが、活動のコースに野川ベースの「かわのまちアクション」を組み込んでくれ、一緒に作業してくれた上に、創設時のメンバーがゲストスピーカーとして多摩川河川敷のゴミ状況などを話してくださいました。こうして、同じまちのなかで、小さなかたまり同士がゆるやかに関わりあう場で、みなさんにごはんをどうぞできるってほんとうにありがたいなあ、と幸せなきもちになりました。
この日、「ごはんは一人で作るのですか?」と参加者の方に聞かれました。ごはんは自分の台所で一人で作ります。台所作業もそうですが、あまり、現場の作業で誰かに指示のようなことをするのが得意ではなくて、「お手伝いします」と言ってくださる人もたくさんいるのですが、何をどう手伝ってもらえばいいのかきちんとお伝えできなくて、すみません・・・。
でも、現場で作業をするまでは、いろんな人に、いろんなことを聞きます。それは、ごはんに限ったことではなくて、イベントとかプロジェクトを立ち上げる時などは特に絶対に一人では決めません。どうしてかというと、答えは簡単で、自分の知らないことや、わからないこと、私にはできないかもしれないことがたくさんあるからです。特に、川や街はだれのものでもないので、その場を使ってなにかをやるとなればなおさら。その場に関わる可能性のある人は「みんな」なのですから、自分たちはいいと思っていても、そのことで困る人や、嫌な気持ちになってしまう人がいないとも限らないし、影響を受ける生きものや環境もあるかもしれないので、なるべくいろいろな人に直接話しを聞くようにしています。直接話を聞くと、メールや人づてではわからなかったなんとなくの違和感などがわかることがあるからです。
ごはんであれば、単純にメニューですが、企画であれば「こうしようと思っている」ことを決める前にいろんな人にどう思うか聞いてみます。どんな時も、私の最終ゴールは、かかわってくれた人が「楽しかった、関わってよかった」と思ってくれることと、関わりのなかった人も含めて「いいな、こういうことしたいな」と思う人が現れるようなことをしたいなあ、ということ。そして、そのことによって、誰も嫌な思いをしていないこと。そのイメージがうまく伝わると、そのことが実現したとき、現場はなんとなくうまくまわるような気がします。
「水辺ごはん会」も回を重ねてきました。おかげさまで、みなさんが「おいしい、おいしい、」とニコニコして帰ってくださいます。私の「どうぞのごはん」はいつもその時その時の気まぐれな味。それをみなさんが喜んでくれるのは、地元調達の食材に、「こんなにステキなことをみんなでやった」という達成感と、ちょっとした疲労感というスパイスを加えて「水辺」という場の自由な風を隠し味にしているから~♪
■水辺ごはん会~簡単ローストビーフ~■
母から伝授された我が家のフライパンで作るローストビーフです。
■ローストビーフ用、として売られているお肉(今回はもも肉でした。実家では、ランプを使っていました)
■お肉に塩、こしょうをたっぷり塗りたくります。
■深めのフライパンに少し油を敷き(私はオリーブオイルを使います)にんにくを炒めて、お肉の表面を焼きます。順番に全体に少し焦げ目がついて焼いたよ、っていう感じに。
■油の気になる人は、ここでいったん油を捨てます(私は捨てません。母は捨てていました)
■お酒(日本酒、ワインでもあるものでOK)おしょうゆ、ウースターソースを1:1:1の割合でお肉のフライパンにいれます。半分くらいはお肉がつかる方がいいかと思います。
■少しグツグツ煮たてます。10分くらい煮ても大丈夫かな。
■そのまま蓋をして冷まします。
できあがり♪
※何度かやると、いい加減がわかると思います。
- 名称
- 野川ベース
- 所在地
- 世田谷区鎌田1-1