【レポート】静嘉堂文庫美術館でギャラリー移転前セカンドラスト展覧会「岩﨑家のお雛さま」

3月3日は、桃の節句。お雛さまを飾って、お祝いをした方もいらっしゃるのでは?3月3日が過ぎると「片付けないとお嫁にいけなくなる」なんて言い伝えもあるので、もう片付けてしまったというおうちもあるかもしれません。

でも、国分寺崖線に建つ静嘉堂文庫美術館では、かわいいお雛さまに3月28日まで会うことができます。私は、お節句前日の3月2日に会いに行ってきました。

入場前には、手指の消毒を促され、離れた位置からの体温チェック。マスクの着用もお忘れなくということで、フェイスガード、ゴム手袋着用のスタッフさんが案内してくださいました。

新型コロナ感染拡大防止策を施しての開催です。

私が、前に「静嘉堂文庫美術館」のお雛さまに会いにきたのは、2019年のこと。ここのお雛さまは、ふっくらしたかわいらしいお顔で、いつ会っても気持ちがほっこりします。私は、細かく作られた小さなお道具類が大好きなので、その細工をじっくり見ました。

五世大木平藏「岩﨑家雛人形」のうち内裏雛 昭和時代初期(20世紀)

展示作品のみどころなど、「静嘉堂文庫美術館」のサイトでもご覧になれます

静嘉堂文庫美術館 展示作品の紹介

そして、毎回必ずチェックするのがミュージアムショップ。

目についたのは、お雛さまクリアファイル!

今回、おもしろいな~と思ったのは、「ぬりえ」

なかなか塗りごたえのありそうな、かわいいぬりえでした。

それから、国宝「曜変天目」グッズも充実。

今回は、本物も展示されています。

国宝「曜変天目」 建窯 南宋時代(12~13世紀)

2019年に観に来たときは、「おかえりなさい お雛さま」というのをキャッチフレーズに、各地にバラバラになっていた岩崎家のお雛さまが、静嘉堂文庫美術館にそろって帰ってきた、というタイミングでした。

2019年の展示のお知らせ記事

静嘉堂文庫美術館は、2022年に、展示ギャラリーを東京・丸の内の明治生命館内に移転予定。今回の展示がセカンドラスト、ということで、ラストは4月から国宝7点を展示するというもの。となると、お雛さまたちに、この、国分寺崖線に佇む美術館で会えるのは、今回が最後かもしれない・・・。展示ギャラリーを今後どう使うか、は「まだ決まっていないんですよ」ということ。

futakoloco割引券もありますので、ぜひ、お雛さまに会いに行ってください。

また、いつか、ここで会いたいな。

「いってらっしゃい お雛さま」

※新型コロナウィルス感染症予防及び防止のため、講演会やコンサートなどの予定は、変更や中止の場合があります。最新の情報は、静嘉堂文庫美術館ホームページでご確認ください。

お雛さまに会いに行ったら、国分寺崖線の森をおさんぽするのもお忘れなく!

静嘉堂文庫美術館入り口にて。静嘉堂美術館の山田さん、上田さん、大森さん(向かって右から)(撮影:こばなお編集長)

 

 

名称
静嘉堂文庫美術館
所在地
東京都世田谷区岡本2-23-1

この記事を書いた人

ゆか

サラリーマン時代に東急ハンズ玉川店、玉川高島屋を担当し、ここいら辺が気に入って移住。岡本の坂下に住み、母となり産んだ子どもたちはもうオトナ。2005年から鎌田で「子どものアトリエ」を始め、2016年に大蔵5丁目「ゆいまあると3つの磁石」という場を開設、「子どものアトリエ」「映画とキャラメル」など、よくわからないことを展開。2021年、岡本から玉川4丁目の空き家(通称たまよん)に1年間入居。2023年、「ゆいまあると3つの磁石」近くに建った家に転居、「あめます舎」と名付けて家開きしている。NPO法人せたがや水辺デザインネットワーク所属。